家づくりを始めると、「ランドリールーム」というワードをよく見かけるようになりますよね。
実際に作ろうとすると、「どのくらいの広さがいいんだろう?」「部屋干しでちゃんと乾く?」「そもそも本当に必要?」などさまざまな疑問が……。
使いやすいランドリールームの広さは3~4畳。
しかし、部屋を増やせば建築費用も上がるので、洗濯物だけのために坪数を増やすのは贅沢な気もしますよね。
そこでおすすめなのは、脱衣所と兼用のランドリールーム!
家事楽に徹底的にこだわった我が家の実例も紹介しながら、失敗しないランドリールームの作り方を解説しますよ。
- 一条工務店 グランスマート
- 2024年12月引き渡し
- 31坪平屋
- 3LDK
ランドリールームを1から解説!5つのメリットと最適な広さ

ランドリールームとは、洗う・干す・たたむまでを1つの空間で行える部屋。
一条工務店で注文住宅を建てるなら、ぜひ取り入れたいと考える方も多いのでは?

洗うのからたたむまで1つの空間でできるなんて家事楽すぎる!
ここからは、家づくり中のあなたにランドリールームを1から解説♪
採用するメリット・デメリットや最適な広さについても解説しますよ!
ランドリールームってどんな空間?家事楽が叶うワケ
「洗濯」と言っても、1つ1つを別の場所で行う必要があるので負担感が大きいですよね。
- 洗う→洗面所
- 干す→ベランダ・庭・使っていない部屋
- たたむ→リビング・寝室・和室
- しまう→各部屋のクローゼット
これだけ移動が必要な作業を1部屋で済ませられるので、家事を時短したい共働き世帯で多く採用されています。
洗濯を干すだけのサンルームやフリースペースとはちがい、たたむ作業やアイロンがけまでできてしまうのがランドリールームの特徴なんです♪
一条工務店のオプションにある「フリーカウンター」を採用すると、使い心地がグッとよくなりますよ。
ランドリールームを採用する【メリット】
ランドリールームは家事を楽したいあなたにイチオシの間取り!
ここからは、ランドリールームを採用する5つのメリットをご紹介します♪
家事の効率が上がる
ランドリールームは、洗う→干す→たたむという作業を1つの空間でまとめて行えるので、洗濯を時短できるのがメリット!
近くにファミリークローゼットを配置すれば、収納する動線も良くなり一石二鳥です♪
さらに、キッチンと隣接させると料理と並行して「ながら家事」ができますよ。
天候や時間を気にせずに洗濯できる
ランドリールームがあれば365日24時間洗濯ができるので、天気や時間に関するお困りごとを一気に解決できちゃいます♪
日本は1年のうち約100日雨が降るんだそう!
外で洗濯を干せない日も多く、梅雨の時期は特にストレスですよね。
また、共働き世帯は「早起きして洗濯を外に干してから仕事に行っている」という家庭も多いのでは?
ランドリールームなら、天気や時間を気にせずに洗濯できてストレスフリーですよ。
空気中の有害物質が服につくのを防げる
日本人は2人に1人が花粉症と言われているので、外で洗濯を干すとくしゃみが止まらず大変なことになる方が多いのでは?



花粉の時期は、とてもじゃないけど外で洗濯物なんて干せない!
花粉だけでなく、黄砂やPM2.5などの大気汚染も気になりますよね……。
洗濯物についてしまうと、衣類が汚れてしまったり、肌荒れの原因になったりします。
ランドリールームがあれば、空気中の有害物質が衣類につく心配をしなくて済みますよ!
取りこんだ洗濯物が散らからない
洗濯を取り込んで、「たたむのは後でやろう♪」と置いたままにすることもあるのではないでしょうか?



賃貸時代、山積みの洗濯物が目に入ってくるのが本当に嫌だった……。
ランドリールームなら洗濯物を取り込んで、その場でたたむこともできます。
忙しくてたたむのが後回しになってしまっても、ランドリールームの扉を閉めれば散らかっているように見えないのもおすすめポイントです!
防犯対策になる
近年、さまざまな犯罪が増えてきていますよね。
ランドリールームを作ると、防犯対策にも一役買ってくれますよ。
- 盗まれる可能性がある
- 家族構成や勤めている会社・通っている学校が知られる可能性がある
完全室内干しでランドリー計画を立てれば、これらの心配ごとを減らせます。
ランドリールームを採用する【デメリット】
ランドリールームを採用するデメリットはほどんどありません。
しかし、後悔しない家づくりができるよう念のため注意点もご紹介しますね。
床面積拡大で建築コストアップ
当然ですが、ランドリールームを作るにはスペースが必要です。
広くて使いやすいランドリールームは憧れだけど、予算とのバランスは難しいところ……。
限られたスペースの中で希望の間取りをすべて詰め込むのは、難しい場合もありますよね。



間取りづくりは取捨選択の連続……。
「コレだけは譲れない!」という間取りを優先して、ランドリールームを採用するか決めるのがおすすめです。
洗濯物が生乾きになる
ランドリールームに通気性が悪いと、生乾きのにおいが残ったり、カビが生えたりする場合も。
除湿器やサーキュレーターを使用することで「空気の流れ」ができ、生乾きを防げます。
予算に余裕があれば、一条工務店の「全館さらぽか空調」を採用するとGOOD!
1年中快適な湿度になるように除湿と保湿を行ってくれるので、さらに乾きやすくなります!



我が家はさらぽかを採用!
生乾きだったことはほとんどありませんよ♪
全館さらぽか空調を採用しない場合でも、除湿器やサーキュレーターを置けば大丈夫。
大切なのは「空気の流れ」なので、循環するように工夫しましょう。
除湿器・サーキュレーター用のコンセントを付けるのもお忘れなく!
ライフスタイルの変化に対応しにくい
子どもが独立したあとは、洗濯物の量が減ってあまり使わなくなる可能性があります。
コスパがよくておすすめなのは、脱衣所と兼用する方法!
独立したランドリールームをつくるなら、使わなくなった時に書斎や趣味部屋などとしても活用できるように計画しておくとよいでしょう。
「ランドリールームをどのように使いたいか」を明確にして、将来に渡って長く使えるよう計画すると安心です。
2畳じゃ狭い?最適な広さはどのくらい?
4~5人家族のランドリールームは、3畳がおすすめです。
しかし、2畳でも工夫次第で十分活用できますよ♪
LDKを広く取りたかったり他に優先したい間取りがあったりすると、ランドリールームを希望の広さにできない場合も。



我が家は途中まで、2階建ての計画で進めていました。
その時は2畳のランドリールームを採用予定でしたよ!
実際に友人宅で2畳のランドリールームを見せてもらいましたが、使いにくそうという印象は全くありまそんでした。
- 乾燥機能付きのドラム式洗濯機や、乾太君を採用する
- お風呂に物干しを設けて、浴室乾燥機を活用する
- 洗面脱衣室として、干せるスペースを広げる
- 物干しをL字に設置して、干せる量を増やす
SNSでも2畳のランドリールームを多く見かけます。
洗濯を楽したい気持ちはありますが、他に採用したい間取りとのバランスを考えて設計すると後悔を減らせますよ。
一条工務店で後悔ゼロのランドリールームを作るポイント7選!


ランドリールームについて考えていると、いろいろな悩みが出てきますよね。



どんな間取りが使いやすいかな?



あとから後悔したくない!
気を付けるポイントはどこ?
一生に一度の家づくり、できることなら後悔ポイントをなくしたい……!
ここでは、家づくりに3年かけてこだわった私が、後悔ゼロのランドリールームを作る7つのポイント紹介します♪
洗濯物の量を棚卸し
家族構成や年齢によって、干したい洗濯物の量は大きく変わります。



娘が赤ちゃんだった頃は1日2回洗濯してたな~。
縦型洗濯機なのか、乾燥までできるドラム式洗濯機や幹太くんの導入を検討しているかによっても干す量は変わりますよね。
どのくらい干すのかによってランドリールームに必要な広さが変わってくるので、一度棚卸ししてみましょう。
すべての洗濯物をランドリールームに干すのが難しい場合も。
また、シーツなどの大きいものを干したいときもありますよね。



我が家では予備で寝室にもホスクリーンをつけました♪
- 寝室
- 和室
- お風呂(浴室乾燥機を使用)
- 2階ホールのフリースペース
- ベランダ
- サンルーム
全部の洗濯物をランドリールームで干そうと思うと、どんどん坪数が大きくなります……!
コスパよく家づくりをするためには、ランドリールームとは別に物干しスペースを検討しましょう。
干したいものの長さを把握


洗濯機や棚の上にホスクリーンを設置する場合は、洋服の裾が干渉しない高さで設計しましょう。



我が家は物干し竿からフリーカウンターまでの高さが100cmでした!
大人用のトップスでも余裕を持って干せますよ。
ワンピースやつなぎなど、丈が長いものを干す場所も忘れずに検討しましょう。
ホスクリーンから床まで遮るものがないスペースを作ると、長い洋服もまっすぐ干せますよ。
天棚パイプやアイアンバーは後から高さの調整ができないので、よくシュミレーションしておくと安心です。
ホスクリーンの設置方法は2種類
ホスクリーンの設置方法は、大きく分けて2種類。
平行に2本並べるか、L字型です!
それぞれメリットとデメリットがあるので解説します。
メリット | デメリット | |
平行 | たくさん干せる | 洗濯物が通行の邪魔になる |
L字型 | 洗濯物が通行の邪魔にならない | 干せる量が少ない |



我が家はL字型を採用!
子どもと脱衣所を使うことが多いから、邪魔にならないことを優先しました。
干せる場所が多い方がいいという場合は平行がおすすめ。
何を優先するかは家族事情によって違いますよね。
洗濯の量やライフスタイルを振り返って、あなたにとってベストな選択をしましょう!
ランドリールームに収納したいものを検討
洗濯機や除湿器以外の、細かい洗濯グッズを収納する場所も決めておきましょう。
- ハンガー
- ピンチハンガー
- 洗濯バサミ
- 洗濯ネット
- 洗剤・柔軟剤



その他に肌着・パジャマ類・子供の普段着・タオル・アイロン・コードレス掃除機も収納できる設計にしました♪
脱衣所兼ランドリールームとして作るなら、肌着やパジャマ、タオルをしまえるスペースがあると便利です!
私は取り込んだ洗濯物をフリーカウンターでたたんで、そのまま衣装ケースにしまえるようにしています。



フリーカウンターは高さ90cm、幅180cm、奥行き60cmで指定。
奥行きが広くて使いやすい……!
使いたい衣装ケースが決まっていれば、寸法を測って設計士さんに伝えるとGOOD!
クローゼットまでの動線を考える
洗濯を楽するためにランドリールームを作るのなら、しまう動線までこだわりましょう。
スペースや予算に余裕があれば、ランドリールームの近くにファミリークローゼットを作ると移動が少なく家事楽です!



間取りの都合でファミリークローゼットは不採用の我が家。
ランドリールームを出てすぐの廊下を通って、各部屋に行けるようにしました。
間取りを検討していると、諦めなければいけないことも出てきますよね。
ランドリールームの近くにクローゼットを作れない場合、動線のよさでカバーする方法を考えましょう。
私は各部屋のクローゼットにしまうスタイルですが、ハンガーでかけるだけの収納にしているので不便に感じたことはありませんよ。
- ドレッサーに収納する
- 2階にファミリークローゼットを作る
- 各部屋までの動線を短くする
一条工務店のドレッサーはかなり収納力があるので、合わせて活用しましょう♪
洗濯カゴの位置も忘れずに
忘れがちなのが洗濯カゴの位置!
- 床の上
- フリーカウンターの上
- 洗濯機の上
使いたい洗濯カゴが決まっている場合はあらかじめ場所を決めておきましょう。



私が使っている洗濯カゴはこれ!
スリムで場所を取らないのに、大容量で洗濯物があふれないのがお気に入りです♪


その他ランドリールームに置きたいものは?
収納計画のひとつとして、ランドリールームにしまいたいものはありませんか?



私は脱衣所に髪の毛が落ちるのがストレスだったので、コードレス掃除機を置くのがマストでした!
- 掃除機
- 体重計
- アイロン台・アイロン
- 保湿剤
- 入浴剤
3畳のランドリールームだと、これだけ置いてもまだ余裕があります。



脱衣室としてお風呂上りに子どもと2人で使っても広々♪
掃除機やアイロンなどの電化製品を使いたい場合は、電気計画でコンセントをつけるのをお忘れなく!
間取りの検討と同時に、フロアコーティングをするかどうかも検討しておきましょう。
私は森のしずくという会社で施工してもらいましたが、水回りは特に「フロアコーティングをしていてよかった!」と感じる場面が多くて満足しているんです♪
一条工務店のランドリールームは乾かないって本当?窓なしはカビる?


一条工務店でランドリールームを採用する人は多いですが、狭い空間に洗濯を干してしっかり乾くのかは半信半疑ですよね……。
せっかくランドリールームを作ったのに、乾かないから使っていないなんて事態は避けたいところ。



我が家は完全室内干しで計画した、窓なしランドリールームです。
結論としては、窓なしランドリールームでもカビることなくカラッと乾きます!
- 全館さらぽか空調採用
- 3畳の脱衣所兼ランドリールーム
- 窓なし
- ホスクリーンをL字に設置
- 夫・娘・私の3人家族
大切なのは日光ではなく、空気の流れ!
サーキュレーターや除湿器を使い、空気循環ができていれば窓がなくても大丈夫!
薄手の洋服なら、夜に干せば朝までにほとんど乾いてます。
一条工務店で作るランドリールームで、カラッと乾く室内干しを叶えるポイントを3つ解説します!
- 洗濯物の間隔をあける
- 空気の流れを作る
- 全館さらぽか空調を採用する
風通しをよくする
洗濯物の間隔が狭すぎると乾きにくくなってしまいます。
できるだけ間隔をあけて、洗濯物同士が触れないように気を付けましょう!
来客時以外は、ランドリールームのドアを空けておくのもいいですね。
空気を循環させる
除湿器やサーキュレーターを活用して、空気がこもらないように気をつけましょう。



我が家でも、洗濯物が多い日は除湿器を使って乾かしています。
置くスペースが取れない場合には、壁掛けのサーキュレーターがおすすめ!


採用する場合は壁下地とコンセントが必要になるので、設計士さんに相談してみましょう!
全館さらぽか空調を採用する
我が家の洗濯物が乾く理由としては「さらぽか」を採用しているというのが大きいです。



さらぽかじゃないと乾かないって口コミもちらほら……。
さらぽかは、パワフルな除湿機能と保湿機能で、1年を通して快適な湿度を保ってくれる一条工務店オリジナルの全館空調システム!
採用すると、空気の入れ替えに必要な「吸気口」がランドリーリームにもついてくるんです!



室内を自動で除湿してくれるからランドリールームとの相性が抜群!
「さらぽかを採用しないと洗濯物が乾かないの?」と不安に思われた方もいますよね。
安心してください!
大切なのは「除湿機能」と「空気循環」です。
除湿器やサーキュレーターなどの代用品を使って、さらぽかと同じ環境を作ってあげればOK!
我が家でも洗濯物が多い日にはこの除湿器を使っています。
サーキュレーターの役割も果たしてくれて、洗濯物が2~3時間で乾く優れもの!



妹が使っていたのですが、短時間でカラッと乾くのに感動して購入しました♪


まとめ
この記事では、一条工務店で家事楽にこだわった平屋を立てた私が後悔ゼロのランドリールームについて解説しました。
「ランドリールームはどう設計したらいいんだろう?」という疑問がすっきり解消したのではないでしょうか♪
それでは、今回のおさらいをしましょう。
- ランドリールームは洗う・干す・たたむの工程を1つの部屋で完結できる家事楽スペースで、設計によってはアイロンがけや収納まで済ませられる
- 家事効率の向上が見込めるだけでなく、外干しする際の天気や時間の制限、花粉などの有害物質が付着するお悩みが解消できる
- 取り込んでからたたむまでの洗濯物で部屋が散らかるストレスをなくせるうえに、外干しありがちな犯罪の防止にもつながる
- 採用するデメリットはほとんどないが、建築コストがあがったり、生乾きになったりする場合がある
- 後悔なしのランドリールームを作るには、干したい量や服の大きさを把握し、それに応じて物干しを設置するのが大切
- ランドリールームにしまいたいものをどのように収納するか、洗濯カゴや除湿器を置く場所も忘れずに検討する
- 一条工務店のランドリールームで生乾きを防ぐにはさらぽかを採用するのが有効的だが、無理であればサーキュレーターや除湿器で風の流れを作るといい
脱衣質を兼ねたランドリールームはお風呂上りで水浸しになることも多く、汚れがち。



そこでおすすめなのが、フロアコーティング!
私は「森のしずく」で施工してもらいましたが、どんなにビショビショにしても水をはじいてくれるから本当にストレスフリーなんです。
実際に使ってみた感想や費用について別の記事で紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね♪
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