
そもそもN式が何かよくわからないから、詳しく知りたい。



N式を採用したいけど、やり方がよくわからなくて困ってる…。



興味があるけど、デメリットはないの?
本記事では、そんな疑問を解決していきます。
買電単価はどんどんあがる一方で、売電単価は下がっているので、太陽光で発電した電気は自己消費した方がお得です。


N式を取り入れると、太陽光で発電した電気をできるだけ家庭で消費する工夫ができます!
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詳しく解説していきます!
一条工務店のN式とは?電気代が安くなる仕組みを解説


「太陽光で発電した分は、売らずに自己消費した方がおトクなんじゃないか?」という考えで、なあたンさんという方から広まった、電力を自己消費するための方法です。
2025年、電気代が高騰していて「払うのが大変!」と感じているのはみんな一緒ですよね。



一方で、太陽光発電の売電単価は年々低くなっています…。
そのため、太陽光で発電した電気は売らずに自己消費に回した方が、結果的にお財布から出ていく金額が少なくて済む場合が多いです!
切り替えるのは「買電」のみで、「売電」は今のまま地域の電力会社でOKです。
N式を採用するために必要な設備は以下の通り!
- 太陽光パネル
- エコキュート
- 蓄電池
全て揃っていれば、一条工務店以外のおうちでもN式を取り入れられます!
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1つずつ解説します!
①基本料金が0円の電力会社に切り替える
まず初めに、基本料金がかからない電力会社に切り替えましょう。
地域の電力会社は、契約しているアンペア数に応じて基本料金がかかるプランがほとんどです。



うちは基本料金だけで、月に約4,000円も払っていました…。
どんなに自己消費して電気料金を抑えても、基本料金はかかってしまうので切り替えないと損です。
- オクトパスエナジー
- リボンエナジー
- 楽天でんき
それぞれの特徴については別記事でまとめているので、興味がある人はコチラから読んでみてください!
②昼間に太陽光を使ってエコキュートの沸き上げをする
通常だとエコキュートは、電気代が安いとされる夜間に沸き上げするようになっています。
N式では、太陽光発電を使って昼間に沸き上げするように設定を変えます。



どうやったらそんなことができるの?
エコキュートの設定方法を変えるだけでOKです!



詳しいやり方は、後から画像付きで詳しく説明しますね!
③太陽光で夜に使う電気を蓄電池に充電する
太陽光で発電した分をできるだけ自己消費できるように、夜に使う電気を昼間のうちに蓄電池に貯めておきます!
- ノーマルモード:買電価格が安い夜間に充電する
- 節エネモード:太陽光発電だけで充電する
- スマートモード:充電時間や充電レベルを自分で設定
- 蓄電モード:常に蓄電池が満タンになるように保つ
この4つの中で、太陽光発電だけで充電が行われる「節エネモード」に設定します。



夜は太陽光で発電できないから、どうしても電気を買う必要が出てきます。
具体的な操作方法は、このあと説明します!
【画像付き】N式に切り替えるやり方を3STEPで解説


ここからは、実際に手を動かして設定していくやり方を説明していきます!
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1つずつ解説していきます!
①基本料金がかからない電力会社に切り替える
選べる電力会社はたくさんあるので、比較検討して自分に合った電力会社を選びます!
基本料金が0円のコースを選択するのがポイント!
電力会社切り替えの手続きは簡単だけど、完了するまでは1週間から5週間ほどかかるからご注意ください!
手続きは、家にいながらスマホ1台で完了するので、面倒なことはありません。
切り替えの手順は、以下の通り!
- 検針表または契約している電力会社のマイページを確認(顧客番号・供給地点特定番号が必要)
- 契約したい電力会社の申し込みフォームから手続き
②エコキュートの設定を行う〜長府の場合〜
「機能」を押したら▲▼ボタンで「時刻・その他設定」を選択します。
時間はずらさずに、現在の時刻を設定してOKです!
時刻設定と同じ容量で、「機能」を押したら▲▼ボタンで「時刻・その他設定」を選択!
「電力契約」を選んだら、▲▼ボタンで「n88」を選んで確定します。


「n88」で確定すると、自動で「夜間時間設定」に進みます。
この時間にエコキュートの沸き上げが行われるので、太陽光が出ている昼の時間を設定します。


「夜間時間設定」が終わると、「昼間時間設定」に切り替わります。
ここでは逆に、沸き上げしたくない夜の時間を設定します!


「機能」を押したら▲▼で「沸き上げ設定」を選んで「確定」します。
再び▲▼で「沸き上げ禁止時間」を選んで「確定」し、太陽が出ていない夕方〜朝までの時間を設定してください。


たとえお湯が少なくなっても、太陽光が出ていない時間に買電してまで沸き上げすることがなくなります。



これで1番面倒なエコキュートの設定は完了です!
③蓄電池の設定を行う
一条工務店のパワーモニターアプリで設定していきます!
開いたら、右上の「メニュー」をタップして、上から2番目の「設定」を開きます。


上から2つ目の「運転モード」を選択し、「節エネ」に設定すれば完了です!





これであなたもN式デビュー!
実際にどのくらい電気代が削減できるかは、発電量や生活スタイルによって異なります。
導入を検討する際は、メリット・デメリットを理解した上で判断することをオススメします。
N式のデメリット3選!天気や湯切れの可能性に注意しよう!


N式のデメリットは、採用するかどうかの判断材料になるので、ここから説明していきます!
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N式にするか迷っている人は最後まで見てみてくださいね。
①太陽光の発電量が天気に左右される
N式では太陽光の発電量が重要です!
悪天候が続いて発電量が落ちると、電気をたくさん買う必要が出るので、N式の恩恵を受けにくくなります…。
私は東北で雪の多い地域に住んでいますが、屋根に雪が積もると発電力がかなり落ちます。



一方で、雨や曇りなら問題なく発電したので、雪が少ない地域の人は安心して大丈夫です。
雪が降る地域でも、1年のトータルで見ればN式を採用する価値はあると感じます!



積雪地域だとしても、夏は太陽光が活躍して売電収入も入るもんね!
②来客時などいつもより多くお湯を使うと湯切れのリスクがある
N式では昼間にお湯を沸き上げるから、来客があったり、想定以上にお湯を使ったりして湯切れすると面倒です。
もちろん、湯切れする前に手動で沸き増しすることはできるから安心してください!
ただし、お湯がないことに気づかずに使い切ってしまうと翌朝大変な思いをする場合があります…。



お湯を多くつかときは残量を意識して、必要に応じて沸き増ししましょう!
③太陽光発電が全量買取の場合は意味がない
太陽光発電の売電単価が高かったときに家を建てて全量買取契約をしている方は、N式のメリットを受けられないからご注意ください!
N式は太陽光で発電した電気を自己消費するという仕組みです。
全量買取の時代は売電単価が高いから、正直言ってN式を採用するよりも金銭的メリットは大きいです!



N式を取り入れる必要がないくらいの売電収入があるなんてうらやましい…!
まとめ:N式を採用して電気代を気にしない快適生活を送ろう!


今回は、N式の仕組みや設定方法について解説しました!



最後にN式のおさらいをしていきます!
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N式を採用するなら、基本料金がかからない電力会社に切り替えるところから始めましょう!
基本料金&解約手数料がかからないオススメの電力会社は、以下の通り。
- リボンエナジー
- オクトパスエナジー
- 楽天でんき
それぞれの特徴については、別記事で詳しく解説しています!
興味のある人は、コチラから読んでみてください。






